大阪大学 産業科学研究所

我々はCNF 100%の透明フィルムに関する研究を行っています。CNFフィルムの社会実装に向けて、特に電子デバイス応用を中心に用途を模索しています。

金沢工業大学

環境省のNCVプロジェクトにて、CNFシートを樹脂含浸した低圧大型一体成形骨格部材(エンジンフード、大型フロア等)にチャレンジ。サンドイッチ発泡コア構造でアルミ部材よりも30%軽量化が見込めることを確認。現在、製品、素材、成形メーカ等と実用化検討や理論武装を実施中。

静岡大学 農学部

静岡大学農学部ふじのくにCNF寄付講座にてセルロースを用いた材料開発ならびに社会実装を推進しています。また、素材と製品を結びつける開発支援を行うことで、カーボンニュートラルに貢献します。
ナノカーボン、およびナノセルロースを高分子と複合化し、高分子材料を高性能化、新機能の発現を目指します。そのメカニズムを解明し、提唱しているセルレーション理論を完成、体系を構築します。この原理を用い、連携企業と協力して新商品の実用化に取り組んでいます。

東京大学 セルロース化学研究室

セルロース化学研究室発足から3年半が経過しました。その間のセルロースに関する基礎的研究成果を紹介します。

東京家政大学被服材料研究室では、CNFなどの環境に優しい天然繊維材料を利用して、現代のニーズにあった機能性被服材料の開発や素材の風合いに関する研究を行っています。
セルロースナノファイバーからパルプ繊維まで、マルチスケールでサイズの異なるセルロース繊維を用いた材料開発、劣化紙の強化法の開発、繊維サイズの評価法の開発を行っています。興味のある方はぜひお越しください。
北海道では輪作を行っており、その中の基幹作物としててん菜が栽培されています。当研究室ではてん菜から砂糖を製造する際の副生成物である糖蜜を原料とし、ボトムアッププロセスによって調製される微生物セルロースナノファイバーに関する様々な基礎・応用研究を行っています。
横浜国立大学 川村出研究室では食品・農業廃棄物であるコーヒーかすやホップ蔓からセルロースナノファイバー(CNF)を分離し、得られた廃棄物由来CNFについて核磁気共鳴法(NMR)などを用いた構造解析や素材として有効活用するための研究を行っています。その一つとして、CNFを水中油滴型エマルションの乳化安定剤として用いた取り組みや撥水化の構造評価方法についてご紹介します。

[お問合せ]
静岡県新産業集積課 TEL. 054-221-2985  E-mail. trc@pref.shizuoka.lg.jp

【主催】静岡県(ふじのくにセルロース循環経済フォーラム) 富士市(富士市CNFプラットフォーム)
【後援(予定)】経済産業省/ナノセルロースジャパン/京都市産業技術研究所/京都大学/四国CNFプラットフォーム/
薩摩川内市竹バイオマス産業都市協議会/晴れの国CNF連絡会/みやぎCNFプロジェクトチーム